パワーポイントのスライドショーをDVDの動画にする

パワーポイントのスライドショー(音楽のBGM付き)をDVDで見られるようにする必要があり、色々調べました。
結局、PPTファイルから動画に一発変換するような神懸かったソフトは存在せず、地道にパワーポイントの再生画面をキャプチャし、それをDVDに焼くのが王道のようです。
有償で請け負うところもあるようですが、工夫次第でなんとかできそうだったので、時間を犠牲にして試行錯誤してみました。
 
画面キャプチャのソフトの選定で悩みました・・・。色々なフリーソフトを試しましたが、結局一番安定して動作したのは Windows Media Encoder でした。取り込み対象を全画面、音ソースをリダイレクトにして問題なく撮れました。
 
設定のコツは、

  • 出力ターゲットがDVDの場合は、画面の解像度自体を 640x480 もしくは 800x600 に(一時的に)変更しておく。
  • WMEのウィザードの圧縮設定ではボロボロの映像になるので、エンコード設定を Windows Media Video 9 Screen から Windows Media Video 9 へ変更、ビデオサイズを「ビデオ入力と同じ」にし、フレームレートを30、ビットレートを最大(20M)に変更。

あとは全画面キャプチャをスタートさせておいて、パワーポイントのスライドショーをスタートさせるだけです。マウスポインタも録画されるので、必要ならカーソルを画面右下などにあらかじめ移動させておいてキーボードだけで操作します。
 
できあがったwmvは画面と同じサイズの30fps動画なので、あとは使い慣れたソフトで似るなり焼くなり。前後の不要カットを切り落とし、音量を調整し、ファイナライズすれば完了。
 
ちなみに私は編集にCanopusのエディウスJ(有料)を使っています。編集機能こそ簡易的な物ですが、これを買っておけば将来ハイビジョンの動画を扱う時に便利なCanopus HQ CodecやAVCHDエンコーダが使えて絶対にお得です。エディウスJに出来ない細かい調整やデータ変換は、別なフリーソフト(TMPEGEncあたり)でやっちゃえばいいわけですしw