Oblongすげー

マイノリティ・リポートに出てきた両手で情報を操作するコンピュータが、もう仮想の技術じゃなくなっていた。
http://jp.techcrunch.com/archives/20100216oblong-industries-minority-report/
 
パネェ。
流石に映画の中のような透明で曲面のディスプレイではないものの、周囲を取り囲むスクリーンに映るアイコン・画像・動画などを両手でヒョイヒョイと操作したり、複数人で作業を行ったり、その光景は圧巻。
 
でも、やはり空中で手をヒラヒラと動かすだけなので、映像で見ていても「データに触れている実感」はなさそうな気がする。マウスやキーボードのような触覚や聴覚によるフィードバックがあるインターフェースに比べて、なんだか地に足がついていないような感じがするなぁ。
 
当然、繊細な位置決めをしたり文字を大量に打ち込むような作業には向いていない訳だけど、データをザッピングするなどの感覚的な操作をする際には圧倒的に強そうだ。
当然これはデモ用の設備だろうけど、この技術をパソコンやモバイルレベルに落とし込めたら面白そう。平たい四角い画面と機械的スイッチの並んだ操作盤、という既存の概念を飛び越えるような、それこそただのツルッとしたボール1個でデータをコントロールするとか、棒状のインターフェースとか、指だけで操作するインターフェース(指同士を触れたり曲げ伸ばししたり)とか、妄想じみた様々な可能性に繋がる気がする。