久しぶりに都井岬

magnitude62009-08-02

新しいコーナリングのコツを聞き、練習すべくエンジン始動。
山沿いの天気が悪そうだったので霧島行きは断念し、高岡から田野のいつもの道でコーナーの練習。
 
ケツで引き倒すんじゃなくて膝で押し倒すように曲がってみる。自然と内ももでぶら下がる姿勢になるから、変に筋力を使わずにハングオフの姿勢になってる。ああ、これって意外とラクだ。コーナーでの旋回半径が小さくなった気がする。アクセル開けるタイミングも早くなって全体的にペースが上がった希ガス。それに、リアタイヤが潰れてヌルッとグリップするのがよく分かるようになった。なんだかすげー。
 
 
RS125のFサスは糞だ、という話があながちネタじゃ無いと最近感じる。今履いてるタイヤの剛性が低いせいもあって、旋回中・加速中のギャップ越えやカントが切り替わる路面でのブレーキング等で車体が踊る踊る。おそらくRの駄目サスも影響しているんだろうけど。
通常の走行であればコントロール可能な範囲の挙動なので荷重調整で難なくクリアできているが、パニックブレーキ時の事は考えたくないな・・・。
 
 
その後、裏道を通って220へ出て、そのまま南下。
当初は南郷の道の駅でシャーベットを食べて帰ってくる予定だったのだけど、あの道の駅から先のイイ感じのワインディングに惹かれて「あとちょっと」「もう少し先まで」と走っていたら幸島
もう幸島まで来ちゃったら都井岬だろ、ということで、ノープランのまま都井岬
 
途中の恋が浦の海水浴場ではサーファーさんがいっぱい海に出ていた。県外ナンバーのバンもいっぱい見かけた。
今日は確かに天気最高だし、海岸きれいだし、波もいい感じに見えた。
県や自治体はもっとサーフィンのポイントととして大々的にPRしてもいいんじゃないか?とも思ったが、今の恋が浦のような、サーフィン好きな人が敢えてやってくるポイント、という雰囲気のままの方がいいのかもしれない。サーファー向けの立派な宿泊施設が出来たり、やたら良い設備が砂浜にゴテゴテ建ってしまったら、あのノンビリした空気は無くなってしまうのかも。
 
なんてことをヘルメットの中で考えながら、無心でワインディング。
いいトンネルができて走りやすくなっちゃったねー。景色の良いくねくね道が減ってしまったのは、くねくね道好きとしては微妙なところだなぁ。
 
無事に都井岬到着。
駒止の門のおばちゃん曰く、今日はバイクが多いらしい。
あ、そういえばパンフレットくれなくなったのね。バイクだとパンフやらウチワやら貰ってもあたふたするから、気を使ってくれたのかしらん。
 
 

海へ突き出た形の岬を越えていく海風が、斜面の途中から雲になって超えていくというなんだか別世界に来たような気分になれる風景だった。岬全体に薄い雲の笠がかかっているような感じ。
これ、結構な勢いで左から右へ動いてるんですぜ。動画も撮ったんだけどイマイチな出来で掲載できないのが残念。
 

私は都井岬灯台より、その下の神社を目的地にしている。
ふつーの観光客はやってこないから静かだし、気もつかわないで済む。そして何より海風が常に吹き抜けて最高に気持ちいい場所。
今回も馬の親子がのんびりと草をはんでいるだけで誰もいなかった。バイクを止めたら人の出す音が何一つ聞こえなくなる。海の音と風の音と、遠くで鳴く鳥の声と、けたたましい蝉の大合唱だけ。
 
気軽に来られる場所なら、毎週でも来たい場所。
でも、時々ふっと来てしまうくらいの方がいいのかもしれないなー。
 
 
都井岬を駒止の門へ戻る途中、トラッカー風のバイクに乗った女性に会釈したらジェットヘルの中ですごくすてきな笑顔を見せてくれた。あれで片道分の疲れは吹き飛んだね。うん。
こっちはフルフェイス+ダークスモーク+眼球保護用の濃いめの度入りサングラスという装備だったから、向こうへは全然表情が伝わってなかったと思う。あー、ああいう時にヤエーをするべきなのかもな。
 
 
 
予定が押していて結構ハイペースで帰宅。都井岬でエンジン始動してから2時間以内で戻れるとは思わなかった・・・。
220で県外ナンバーの後ろにつかなければもう少し早く・・・いや、自重しておこう。