iTunesに関する愚痴

iPodを2台持っていることもあり、自分の音楽環境はiTunesベースで管理されてます。検索、管理などが非常に便利で、普通に使う分には全然問題ないのです。個人的に色々やって、複数(自宅と会社www)のPCで同期して使うことも出来るようにしているので、iPodだけでなくニコ動のお気に入り動画管理やら、作業BGM代わりのウェブラジオやら、ほとんど全てを依存しているのが現状です。
 
が。
 
ほぼ毎日起動、作業中もBGM用に再生しっぱなしだったりするので、良いところだけでなく悪いところも多々見えてきますね。

  1. 全体的に動作が重い
    これはPCスペックに依存する所もあるとは思いますが、単に処理の重い軽いという話だけでなく、マルチスレッド処理の設計に問題があるんじゃないかと。
    iPodとの通信が始まるとマウス操作のレスポンスが低下するのを筆頭に、何か処理中は再生・停止などの基本操作すら受け付けなくなるとか、プレイリストの切替にイヤなもたつきがあるとか。
    操作が重く感じる場面でもiTunes.exeのCPU処理率は全然上がってなかったりするあたり、なんだか基本的なタスク処理のアーキテクチャが独特すぎるんじゃないかと思ってます。
  2. 曲情報(プロパティ)が手前に出たがる
    これはやめて欲しいw 曲情報を編集中に他の作業(メールの返信を書いたり、その曲の情報をWebで探したり・・・)をしていると、突然手前に出てきてフォーカスまで奪ってくれるのは勘弁。メールの文章を打っていたらいつの間にか曲タイトルに打ち込まれているとか、ストレス以外の何者でもないです。
  3. 動画再生のクセ
    CPU負荷の関係でコマ落ちが発生した時(というか、そもそもiTunesの動画再生処理自体が重いんですが)、勝手に再生できなかった部分をすっ飛ばして先に行ってしまう。些細なことだけど、これ結構イラっときます。PVのサビの時に常駐ソフトが動いてコマ落ちし、気が付いたら間奏に入ってるとか。コマ落ちならコマ落ちで、スキップせずに全フレームを再生してほしい。もしくは音だけでも出すとか。
  4. へぼ過ぎるCDリッピング
    CD突っ込むと曲名やらアーティスト名やらジャケット画像やらを自分で探してきて整理してくれるのが凄く助かるんです。が、この取り込み時の変換処理(wav→mp3)を実行中に他の作業をすると、非常に高い確率で取り込み処理がリセットされちゃうのが困りますね。CD取り込み・変換の処理中にCPU負荷が上がり、それらの処理が間に合わなくなって発生してる感じがしますが、間に合わないならウェイトをかければ済む話で。
    こういう所も、なんだかスレッド・負荷管理の設計が適当過ぎるのが影響してるような気が。
  5. 非アクティブ時のクリック反応
    普通、非アクティブのウィンドウのボタンをクリックした場合、そのウィンドウがアクティブになると同時にボタンが押されるものですが、iTunesはウィンドウがアクティブになるだけなんですよね。つまり、見えているボタンやメニューを操作するために2回もクリック(1回目でiTunesをアクティブ化して、2回目でボタンが反応)しなくちゃいけない。これが意外と面倒。プレイリストの曲名をダブルクリックで再生したいときなど、トリプルクリックという一般的でない操作をしなくちゃいけない。
    そういうモノだと割り切れていたとしても、やはり他のWindows標準設計のソフトとの操作の違いっていうのは結構ストレスになりますね。

好き故に、是非改善されて欲しいと思ってるんですが・・・。アップデートは全然関係ない所ばかりで、しかも処理がどんどん重くなってるような。世間では評判の悪いGeniusも個人的には気に入ってますが、正直「そんな巨大な機能を詰め込む余裕があるなら、基本的なUIを改善してくれよ・・・」という気分。
appleって、MacOSやハードウェア製品を見る限りユーザーとのインターフェースに細やかな気遣いや優れたデザインを施すのが得意なのかと思ってたんですが、Windows版のiTunesに関しては別なのかな・・・。誤解を恐れずに厳しく言うと、まるでプログラミング初心者が作った自己満足ソフトっぽくなってきてる。
機能が素晴らしい分、そこが残念でなりません。
 
まあ、なんだかんだ言ってもiPodが動く限り使い続けると思いますけどね。文句言いながら。