蒟蒻畑

色んな所で指摘されているように、食べ物を喉に詰まらせて死亡する事故は他の食品でも(むしろ他の食品の方が多く)起きています。
無論、危険な物を国民から遠ざけるのは消費者行政担当相として当然の責務なのかもしれません。しかし、なぜ「蒟蒻畑だけ」が対称になるのか、まずそこが納得いかないんですよね。
法や権力は平等に行使されてこそ効果があるんじゃないかと思うんです。不平等なルールなんて、小学生だっておかしいと気付きますよ。
 
 
無論、餅やご飯は生活から無くすことができないけど蒟蒻畑なら無くなっても支障は無いという判断基準もあるでしょうが、噛まないと食べられないようにサイズを大きくしたり、歯ごたえを固くしたり、お年寄りや子供に与える時には注意する表示をパッケージ表面に載せたりしてきたメーカー側の努力は、これでもまだ十分ではないと言うのでしょうか。
世の中には使う側の責任というものもあります。子供が喉に詰まらせたなら、それを与えた者や、監督すべき周囲の人間の責任がまず追求されるべきだと思うのです。
 
 
言い方は悪いですが、全てをバカ基準で判断してもらっては困ります。しかもその判断レベルで国の大臣という権力を行使されてはたまりません。消費者庁とやらが出来たら、駆け込み寺よろしく日本中のバカが集まってわめきはじめるのではないでしょうか?そのたびに規制や賠償が発生するのでしょうか?
 
 
電線を触ると感電する。魚には骨があるから気を付けて食べる。回っている脱水槽に手を入れたら危ない。喉に詰まる恐れのある食べ物は子供に与えない・・・等々。
日本って、そんな事も知らずに大人になり人の親になれる平和な国なのですね・・・。
 
国として、民族として、そろそろ限界じゃないかな?