「キノの旅」かぶれと言うな!

表題の小説を読むようになってからイギリスの旧車に興味が出てきまして。もともとマグナ50をリジットにしてサドルシートつけたりしてた人間なんで、ああいう荒っぽい(リジットだったり単気筒だったりする)車体が好きなんです。当時は旧車なんて興味なかったんですけど、漠然と抱いていた自分の理想のバイクのシルエットは、今思えば旧車のスタイルにめちゃめちゃ近かったんですなぁ。
で、さっき見つけた旧車ショップのページ(無断直リンなのでリンク切れ御免)がココhttp://timt.co.jp/time02/sp011104/0010.html。イギリスはアリエルの旧車、レッドハンターです。スタイルといい、フレームや部品の間から向こう側が見えるサッパリ具合といい、ドコドコ感を語る超ロングストローク単気筒の垂直にそそり立つエンジンといい、リジットなフレームといい、最高です。時間に追われてぶっとばすバイクではなく、車に抜かれながらもマイペースでドコドコと、風や風景を楽しみながら走るバイクですね。どんなに短い距離であっても、「移動する」のではなく「旅する」という気分にさせてくれそう。
こいつで長距離走ったら楽しいだろうなぁ・・・。トラブッた時を考えなければ(普通のバイクショップでは手が出せないと思われ。部品も無いし)。
調子が悪くなったら時間をかけてゆっくりばらして、壊れた部品をワンオフで作って、またゆっくり組み立てる。最新のスピーディーなマシンもいいけど、こういう「扱うこと自体が楽しい」車体ってのも魅力的。死ぬまでに大型二輪免許とって、一度くらいは旧車オーナーになってみたい。くだらなく聞こえるかもしれんが、私の密やかで超長期的な夢でし。