iPhoneとAndroid、良し悪しは別にして

私はiPhoneは持っていないけど、iPod touch を通じてiPhoneアプリを色々使っている。有料無料のいろんなソフトに出会い、Twitterを始めるきっかけになったのもiPhone(iPod touch)のTwitterクライアントの存在だったりする。
一方で、DoCoMoから出たXperiaを購入し、Androidの世界も楽しませてもらっている。似ているけど違う二つの世界観は、知れば知るほど面白い。
 
個人的な印象でさっくりというと、iPhone陣営は高速道路、Android陣営は一般国道
 
iPhoneにはAppleというしっかりとした管理者が存在し、彼らが責任をもって整備した高速道路をiPhoneユーザーたちが快適に疾走していく。原付や自転車や歩行者といった高速道路に相応しくない存在はAppleによってきちんと制限され、案内看板も万全。初心者のユーザーでさえすぐに快適に走れる。しかし、Appleが用意した出入口でしか乗り降り出来なかったり、路上駐車やUターンなどは厳禁など、制限も存在する。小回りを効かせようとするとJBするなどの「非正規活動」が必要となる。JBしてしまえば自由に動けるようになるが、一方で自己責任の世界となる。
 
一方のAndroidは、基準を策定して管理するルールはあるものの、基本的に自由度が高い。高速道路とは違って歩行者や信号などの障害物が多い代わりに、道を間違えればすぐUターンもできるし、道路脇の店やGSを利用できるなどの利便性も良い。ただしそれゆえに事故に遭う確率は低いとは言えず、行き止まりの道やトラップのある道も存在するなど、常にある程度の注意力は必要になる。はじめてAndroidの世界を運転する人はナビが無いと厳しいかもしれないが、走り慣れれば自由と利便性を享受できる。
 
という感じ。
 
相手の世界を知りもしないで片方だけをマンセーする意見には共感しかねる。例えばiPhone大好きな人が、Androidのフリーだけど貧弱なアプリ配布環境を指摘してたりするけど、googleのMarket経由の有料ソフトに24時間以内なら払い戻しが可能な制度があることすら知らなかったりする。
両方を比較する機会に恵まれている人の比率という観点から言えば、Androidのユーザーのほうが比較的広い視野を持てているのかもしれない。
 
やはり何事もまずは体験してみないと。