ムダなもの、ムダでないもの。

探査機「はやぶさ」、奇跡の復活…予定通り帰還へ
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20091119-OYT1T01282.htm
 
感動した。文字通りの「こんなこともあろうかと」だなぁ。
 
仕分け作業でガンガン予算が削られてるが、「一見ムダに見える補助回路が、本当にヤバいときに役に立った」というこの奇跡的な復活劇を見ていると、基礎研究関係をバッサバッサを切り捨てている仕分け作業の弊害ってのも気になってくる。
もし予算を削られて補助回路を実装していなかったら、満身創痍のはやぶさは帰還することなく、その注ぎ込まれたお金と時間と希望の全てが失われていたかもしれない。
本当にムダなもの、ムダに見えるけど必要なもの。その判断は難しいのだろうけど、数十年のスパンで凡人には考えが及ばないレベルの研究を続けている分野を、家計簿からタバコ代をケチる様な感覚で見ては危ない。
 
高速道路の無料化を辞めてでも、JAXAみたくちゃんと成果出してる所へはきちんと予算を配分してあげようよ!