まだまだこれから

某メルマガに指摘されていたんですが、12/15の首相の動きの中で、ん?という点が。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081216/plc0812160316002-n1.htm

東京・銀座の日本料理店「金田中」着。張富士夫トヨタ自動車会長、三村明夫新日本製鉄会長、谷垣禎一国土交通相町村信孝官房長官、与謝野経済財政担当相、甘利明行政改革担当相、野田聖子消費者行政担当相らと会食

背後でクビを切られて住まいを追い出される人が居る中、「そういうことを減らそうねー」と、派遣社員の月給に近い金額の料理を食べながら会合ですか。そうですか。
つか、この参加者及び周囲の人間の中に「それはおかしい」と言える人間が居ないというのが、今の日本の政治の中枢なんですね。もうだめだろ、これ。
 
昨夜NHKでオランダの社会保障が紹介されていた。生鮮食料など以外の消費税も高く全体的な税負担は大きいけど、それが雇用安定などできちんと還元されている。こうして見える形で自分や隣人の暮らしを支えるための税金なら、今の日本でも受け入れられるかもしれない。
もちろん、一部の政治家や法律を食いものにするバカに吸い上げられる税金なんぞまっぴらゴメンだ。つか、いままでそんなことばっかりやってたから、本当に必要な時に財政が苦しくなってきてるだよなぁ。
 
そもそも、大企業の上級社員の皆様のボーナスをカットか半分にすれば、いったい何人の契約社員が年末年始を暖かい部屋で暮らせたのだろう。派遣切りの報道はよく見るが、企業自体、正社員自体が身を切る努力をしているんだろうか?自分らの財布を守る為に他人の生活・人生を犠牲にしていないか?
無論、それは大企業に限らない話なのだが。
 
日銀の予想も悲観的だし、もう日本も他国を見下ろして笑ってられなくなりそうだ。