クールロボの不可解な動作について

【ボタン操作と動作が取扱説明書の表記と違う&バグ】
 
携帯とiPodを接続して使用していると、携帯での通話や携帯ナビからの音声案内の際に不安定な動作に陥る事が多い。また取扱説明書の操作説明と実機の動作が一致しない事も、実際に使用する中で気が付いた。
そこで、実際に同じ状況を再現して、操作と動作の対応表を作ってみた。

テストで使用したBluetoothバイス
iPod nano + Jabra A125s によるA2DP音楽再生
DoCoMo D905i + BTAG-II によるHSP接続

普段ツーリング等で使用する状況を再現し、クールロボ本体と上記の2つのBluetoothバイスを組み合わせて使用する場合を想定した。
 
(1)A2DPバイスのみの場合
クールロボをリセット後、デバイス1にA125sをペアリング。一旦クールロボを再起動してペアリング成功を確認してからテスト。

想定通り、電源のON/OFFと音量の上げ下げ、一時停止と再開の操作のみが行えた。Cボタンの反応以外は特に不安定な動作は無い。
 
(2)A2DPバイスHSPバイスを組み合わせた場合
クールロボをリセット後、デバイス1にA125sをペアリング、デバイス2にBTAG-IIをペアリング。一旦クールロボを再起動してペアリング成功を確認してからテスト。

一番問題となるオレンジの部分が、100%再現された。
通話中および通話後の無音状態の時、A2DPiPod)へ戻そうとしてBボタン長押しをするとクールロボ本体のLEDが青で高速点滅状態に陥り、携帯の発信を連続的に行いながら操作不能となる(電源OFF操作は行える)。
この現象はテストした3回中3回再現し、復帰には3分ちかく放置するか再起動しか手がない。
 
つまり、通話が終わったら自然にA2DPへ切り替わるのを待つしかないという事になるが、それには30秒から数分かかる場合がある。しかも、一瞬A2DPの音が聞こえた後に再びプツリと携帯へ切り替わって再度待たされるため、ノイズ混じりの無音状態が最低でも1分〜3分続くことになる。
 
【接続デバイスの接続状態について】
クールロボには3つのデバイスが接続でき、説明書によると「BAT-01トランスミッター」「携帯電話」「タンデム会話」を3つあるペアリングデバイスに自由に選べるような感じに書かれているが、各デバイスは機能毎に固定されており、優先順位を含むペアリングデバイスは変更出来ない。
バイス1はA2DP系のオーディオデバイスが自動的に割り当てられる模様(ペアリング操作時にデバイス2を選んでいても、A2DPはデバイス1に登録されてしまう)。
同様に、デバイス2はHSPHFP系のデバイス(携帯電話)が自動的に割り当てられるようだ。
つまり、A2DPをデバイス1と2に2系統接続する、などという使い方は当然出来ない。