なぜLED式の四・二輪車用ヘッドライトが無いのか

アウターローターの発電力云々に関して、テールランプやウィンカーについてはLED化が進んでいるのに、なんでヘッドライトだけは未だに電球が採用されているのだろう、と思って色々検索しておりました。
 
http://bmw-e90.seesaa.net/article/8795582.html
http://yo-ta.blog01.linkclub.jp/?itemid=177088
 
道路交通法の縛りが有ったんですね。
光や物理学などには明るくない(笑)のですが、LEDと電球を比べた時に消費電力や体積に対する発光量ってどのくらいの違いが有るんでしょう・・・。感覚的にはLEDって小さくて少ない電力でまぶしい位の光を発するので、従来のヘッドライトくらいの面積にLEDをびっしり並べれば結構な明るさになるような気がしたんですけど(それはそれで消費電力がキツイかもw)。
自分でやったろうか、とも一瞬考えましたが、これだけ競争の激しいパーツメーカーが実用化してないって事は、やはり何か根本的な問題があるのでしょうな。
とあるブログで、「前照灯の照明のワット数を変更すると整備不良扱いになるんではないの?」という記載を発見。実際の明るさではなく、消費電力=発光量として扱っているからLEDだとまずいのかもしれませんね。せめてロービームだけでもLED化できればよいのに・・・うーん、なんとかならないものか。


 
でもLEDが前照灯として使える技術的な進歩があったり法律の面での緩和があったりすれば、デザイン的にも電力的にも凄く魅力的なニュースになりそうです。
バンパーに線状に並んだライトとか、周囲の明るさに従って点灯数を動的に切り換えるライトとか、フロントガラスの周囲が光ってるとか(それはイヤだ)、なんか凄くないですかw?
単純に寿命が延び、消費電力が減るのであれば、あちこちで見かける「早期点灯しよう」とか「常時点灯の勧め*1」にも説得力が出てくる、というかデメリットが少なくなるように思います。
 
 
その一方で、「配光可変型前照灯(AFS)」ってのが可能になったんですね。
ソース
いわゆる、ライトの向きを変えられるってヤツです。コーナーや交差点などで、照明の死角が生まれないようライトが左右に振れるんだそうで。
曲がる時に必ずバンクするバイクだと、ちょっと光軸制御が難しいかもしれないなぁ。

*1:これはこれで色々賛否があるようですが