ついかっとなって計算してしまった。

エンジン排気量と吸気ポート径とエンジン回転数から、吸気ポートに流れ込む空気の瞬間速度を計算してみた。

シリンダー容量(mm3)=*1
吸気エア速度(mm/s)=(秒あたり吸気量mm3/s)÷(吸気ポート面積mm2)
吸気エア速度(km/h)=(吸気エア速度mm/s)×36÷10000

秒あたり吸気量の割り算の分母は、4サイクルエンジンの吸気ポート開放時間を考慮したものです。つまり、2回転する行程のうちの1/4の時間を吸気に使っていると考え、1rpsなら1/2秒、1000rpsなら(1/2)÷1000秒、ということになります。1rpsの時は0.5秒でシリンダ容量分の空気を吸っている、という風におおざっぱに計算しています(吸気の行程において、その容積の変化量がsin曲線を描くとか、そういう細かい話は無視してます)。
言っておきますが、ちょっとエクセル上でサラサラと計算しただけなので、合ってるかどうかは自信ありません。ただ興味本位&数学知識だけで試算してみただけですので!

これらの計算の結果、ボア53.5mmストローク35.6mmの標準的な80ccボアアップエンジンが10000rpmで運転している時、φ24mmの吸気ポートを流れる空気の速度は瞬間最大212.28354km/hとなってしまいました。吸気ポートが開いている時間は、わずか0.003秒。ほんとかよw
この速度はあくまでも瞬間最大値なので、4ストローク行程で均した速度で考えると平均約50km/hあたりになると思います。
エンジン内部、吸気ポートやキャブで起こっているこういう出来事を考えると、高回転域まで回すエンジンのポートに段差があれば騒音や吸気抵抗の大きな原因となる、というのは想像に難くありませんね・・・。

さあ、早速ポート研磨&段差削りに取りかかりましょう(ぉ

*1:EngineBore÷2)2×π)×EngineStroke 吸気ポート面積(mm2)=(IntakeBore÷2)2×π 秒あたり吸気量(mm3/s)=(シリンダー容量mm3)÷(1/(2×RPM÷60