VPNで拠点を繋いでWindowsファイル共有(一息いれる)

というか、Windowsネットワークの泥沼をしらない人(主に上司)は名前解決・ブラウジング・ルーティング・セキュリティなどそっちのけで、「同じメーカーの同じ機種のルーターを買って設置するだけで、とにかく繋がるんだよ!○×さんところもそうやって拠点間VPNやってるよ!」みたいな発想をするが、その背後には大量のパケットが正確に飛び交うための綿密な設計、侵入者につけ込まれないようなセキュリティ設計、追加のハードウェアやソフトウェアの設置・設定などの(ルーターメーカーの導入事例等ではほとんど触れない)知識・作業・投資が必要なわけで・・・。WINSサーバやDNSサーバの為に拠点へ常時稼働のサーバを立てること一つにしても、そういった相手を納得させるのが大変。

これらが面倒ならSoftEtherあたりでブリッジ接続しちゃえば、頭は使わなくて済む(逆にお金はかかる)。でも、プライベート規模ではなく企業としてのVPNなのであれば、きちんとIPSecなどでのVPNを組むべきだと思うし、そのほうが管理者のスキルも上がる(教材は会社の資産として購入できるわけだし!)。
この面倒なVPNによる拠点接続を1箇所キッチリと実現すれば、将来の拠点追加や規模拡大は当然簡単になる。そこまでいけば最初にネットワークのジャングルに突撃して道を切り開いた苦行も報われるのかもしれないなぁ、と思ったりした。