mjdsk。いきなりで驚いたんですけど。

SE社の公式発表内容
1サーバ、1クライアント限定で年間¥3,780(毎年更新が必要)とか。

つか、正規にフリーのライセンスを取得して使っているユーザーへの事前告知は?アップグレードなどの優遇措置は?公式MLですらユーザーの側からアナウンス入ってるんですけど?今まで様々な意見や情報を交換してきたMLすらぞんざいに扱うのですか?

匿名性云々の「識者」の方々からの圧力があったのは分かりますが、あまりにも安直な対応過ぎてあきれてしまいました。安全性を問題にするなら、パッケージ版に付属するUSBメモリ対応の怪しいツールの方がよっぽど問題になりそうな気がするんですが・・・。

正直、今までこのフリー版を使っていたユーザー層を考えた時、1サーバ1クライアントなんてあり得ないでしょう。
自宅と実家を結び、さらに家族のノートも接続している、というパターンも十分考えられませんか?この場合、家族のノートが2台だったとして合計3ライセンス分の年間¥11,340を毎年お布施としてSoftetherに貢がなければいけないわけですよ。今までフリーで構築してたのに。これ、乗り換える人がいるんでしょうか?
今現在、こういうヘビーな一般ユーザーの使用を考慮したSoftetherの適切なライセンスが存在してないんですよね(SohoEditionは1サーバ3クライアントで¥19,950するし、Standard以上は個人で買える金額では無いし)。

というわけで、私はTinyVPNへ移行する予定です。¥5,250で1サーバ(最大ハブ32台、登録アカウント1000、同時接続512)、同時8台以内ならフリー版でOK。パフォーマンスや安定性に関してはこれから検証しますが、Softetherに対して納得できないお金を貢ぐよりは多少我慢してもTinyVPNに乗り換える可能性が大ですね。

事業や需要として考えると企業を相手にした方がよいのは分かりますが、今のライセンス額や制限では、ソフトウェアだけで実用レベルのVPNを手軽に構築できる、という素晴らしい強みを自ら霞ませてしまっているように見えてなりません。
フリーを掲げて知名度を上げ、ある程度有名になったら一気に有料化して元を取る、というのはよくある手法ですが、フリーソフトウェアの開発(規模や知名度で言えば塵のような存在かもしれませんがw)もしている私としては、こういうフェアでない(ような感じの)やり方には嫌悪感を感じます。