久々の妄想族

仕事でPDFファイルを扱うことも多いんで、ちょっと妄想してみた。
PDFによってペーパーレス化が進むと言われてた時代もありましたが、実際PDFを印刷して読んでいる状況を見ると、いまいち成功していない気がします。
ペーパーレス化を進めるには、ペーパー(紙の資料)と同等か、それ以上の機能を持って、かつコスト的にも有利でないと無理だと思ってます。今のPDFのような規格自体は必要だと思うけど、結局人間がデータと触れるUIの部分、つまりモニターが進化しないと無理だと思いますね。
今、パソコンは(一部のノートですら)固定で、モニターを見るために人間が移動します(AさんがBさんを呼んで、2人でモニタをのぞき込むような感じ)。デジタルデータが空間に固定されていて、それを有機体の人間がわざわざ移動して見に行くなんて、よく考えたら妙ですよね。
私が欲しいと思うのは、フィルム型液晶。A4やA3サイズがあって、紙のように薄い。縁にバッテリーや操作(ページめくり他)のボタンが付いたフレームがある。読む人はそのフィルムを机に広げたり、椅子にのけぞって手に持ったりして読む。ページはボタン操作でめくれるし、内容を切り換えたり、有線USBや無線USB、小型メモリーなどのインターフェースでデータの出し入れも可能だから、一人2〜3台あればいい。さらにPDFの機能を参考にして簡易な手書き書き込み機能も付ければ(机の上に広げて、専用のペンでなぞると図が書き込める)言うこと無しのような気もしてくる。

  1. 部下がPCで資料を作成(複数ページ)し、フィルムに転送して上司へ提出
  2. 上司はフィルム上のデータを吟味してペンで訂正などを書き込み、部下に返却
  3. 部下は指示を見ながらPCデータを更新、再度上司へ提出
  4. 上司が承認し、フィルムから上司のPCへデータコピー
  5. 翌日の会議で上司は書類データを参加者に送信。全員のフィルム上にデータが表示される

みたいな。
フィルム型液晶の部分以外はほぼ実用化されている技術だから、液晶さえ安く提供できればそういう光景もアリかな〜なんて。
もちろん、データの持ち出し・改ざん防止などの、現在も叫ばれているソフトウェア面の問題もクリアする必要があるけど。

なんて感じで妄想。ちょっと雰囲気は違うけど、士郎正宗ドミニオンという漫画の警察署内ででてくるレボード(Report + Board)がイメージに近いかもしれない。

でも、積み上がった大量の書類を眺めないと、仕事をしたなぁ(もしくは仕事しないとなぁ)という気分にならない人がいることも確かだったりするw