素晴らしい世界

magnitude62004-08-03


浅野いにお著。
人に勧めたくなるコミックに久しぶりに出会いました。
微妙に等身大、というか、不思議な身近さと強烈な非現実感を同時に感じてしまった作品。昔自分が感じてた表現しにくい感情を、飾らない画のままいとも簡単に表現しちゃってまして、なんだか嬉しいような空しいようなフクザツな食感でした。
常識から逸脱しまくってヒトになるまえにカミサマの世界をみちゃってるガキどもやら、人生において本格的な希望と挫折と味わってしまう20代(多分友達をグーで殴っていいのはこのあたりの時間だけだろうね)とか、なんだか急に今の自分が寂しくなってしまったり。
でも寂しい自分に気付くことも、また喜びなのかもしれんし。って何書いてんだ、オレ。
とにかく、20代後半以降の大人が読んでも十分(この日記の文章のように)没入しちゃえます。オススメ。
素晴らしい世界 1巻(ISBN:4091572111
素晴らしい世界 2巻(ISBN:409157212X