カメラ用スタビライザ買ってみた

NHKの世界ふれあい街歩きの、あのヌルーっと移動する映像が好き。

仕事がらみで屋外を移動しながらのUstream配信をする必要があり、この週末はいかにカメラを安定させるかを考えてばかりいた。
一応プロ機材ドットコムさんの1万ちょいという破格のスタビライザを手に入れてテストはしているんだけど、バラストの位置の調整の自由度がなくて思ったようにセッティング出来ない。

スタビライザ(ステディカム)の原理として、まずカメラとカメラを保持する機構の重心点に支点がなければならないはずなんだけど、この安価なスタビは単純におもりでカメラをまっすぐ立たせるとこまでしか調整できない。
つまり重心点のかなり上に支点があるので、静的には安定しているけど動的な安定性が無い状態になってる。

ステディカムが安定する原理については、以下の動画の前半が分かりやすい。あのマーリンの技術者の人の話なので間違ってはいないはず。
特に冒頭〜1分前後のあたりの工具を振り子のようにして説明するくだりが分かりやすい。

動きに対する安定性としては、カメラを乗せた三脚の重心点をつまんでスタビの真似事をした時のほうが安定していた。
ただ、総重量や保持方法などではこの安価スタビの方が圧倒的に有利(三脚使った簡易スタビは数キロあって、それを指先で支えるから数分が限界)。バラストの位置調整の自由度を上げることで、スタビとしての精度も上げられるはずなので、なんとか実現できないか試行錯誤中。
構造こそ単純でも、バラストを正しく調整できれば(マーリンや高価なスタビ並みは無理としても)長時間のUstream配信に耐えるレベルのヌルヌル映像が可能になりそうな気がしている。

週末までに間に合うだろうかwwwww