原爆資料館って、その程度の存在だったのか。

資料館展示見直しに中韓の声
要約すると、広島の原爆資料館を運営する広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長(原爆投下した側のアメリカ人)が、「原爆投下によって日本の植民地支配からアジアを解放した、という肯定的な意見も取り入れた展示にするべき」という事で、中国・韓国出身者を理事にしようとしている、って話。
 
そもそも広島の原爆資料館がよりによってアメリカ人によって統治(w)されている事も驚きなんだけど、そこに中国・韓国が入ってくる意味が分からない。
要は、「原爆で日本人がいっぱい死んだけど、アジア(特定アジア?)を助けるためであってしかたなかった。今も反省はしていない」って事を被爆国の原爆資料館が率先して宣言しようっていうんでしょ?
 
「多民族が共感、納得できる施設にしたい」って言ってるらしいけど、アメリカはアメリカで、中国は中国で、韓国は韓国で、それぞれ肯定でも避難でも美化でもなんでもやればいいじゃないか。なんで日本国内の繊細な存在である原爆資料館を多民族ならぬ「他民族」の為に引っかき回されなきゃならないんだよ。
どのレベルの視点から原爆投下という史実を眺めるかっていう違いだと思うけど、そういう肯定展示はアメリカや中国、韓国で勝手にやってくれと。
 
広島の原爆資料館は、日本とアジアの関係を明らかにする為の施設でもないし、アメリカ非難の為が目的の施設でもない。理由も分からず残酷な最期を強いられた、たくさんの広島の人たちの事を忘れないための施設なんじゃないんですか?
民族や国を超えて、原子・核爆弾などの大量殺戮兵器の本当の姿と結果を永久に残し、伝えていくための施設じゃないんですか?
それをアメリカ人に運営させ、このような(本質的には180度といっても過言ではないような)方針転換を許していていいんですかね。
 
この広島平和文化センターに関わっている日本人の方々は、理事長や中韓の理事と一緒に「理由があれば、国家が一般市民を原爆で焼き払っても無問題! 広島・長崎への原爆投下は正しかった! 結局悪いのは日本だろう?」などと広島の人たちに向かって言うつもりですか?
恥を知りなさい。