原付二種登録に関して

元々50ccだったバイクを自分又はショップで80ccにボアアップし、市町村で手続きして実際の排気量に登録変更、黄色ナンバーを取得・装着した場合、このバイクは原付として走るべきでしょうか、自動二輪車として走るべきでしょうか。
 
私は、50cc以上125cc未満のバイクは道路交通法の小型普通自動二輪車になるので、自動二輪車として走行しなければならない、と考えます。
 
原付二種は原付一種の延長で、二種も原付としての道交法に従うべきだ、等の主張を見かけますが、道路輸送車両法や道路法道路交通法をごちゃ混ぜにしてしまっている典型的な誤認識だと思っています。
 
50cc〜125ccは(道路輸送車両法や道路法などで)"原付二種"と呼ばれていますが、道路交通法ではれっきとした「小型普通自動二輪車」であり、右左折をはじめとする一般道の交通ルールは250ccや400ccの二輪車と変わりません(「原付免許」と「自動二輪(小型)免許」以上がハッキリ分かれていて、実技の有無など全く異質な免許となっているのがその証拠とも言えます)。
50cc以上の小型普通自動二輪車二段階右折をすると交叉点右左折方法違反となる可能性がある*1など、50cc未満の原動機付自転車(いわゆる原付一種)とは全く別の乗り物として扱う必要があります。
 
 
二人乗りに関しては車両自体が二人乗り可能か否か*2という問題なので、二人乗りができる車両であることを別途申請する等の手続きが必要らしいです。
というか、二輪で二人乗りするなら250cc以上でないと実用的で無い気がしますがw

*1:道交法34条では、全ての軽車両と、原動機付自転車(ただし同条5項の条件の場合)が二段階右折をしなければならない事になっています。逆に言うと、軽車両でも原動機付自転車でもない車両(小型普通自動二輪車も該当)は、同条2項に従って中央寄りから直接右折しなければなりません。

*2:単に排気量が50cc以上であればOKというワケではなく、車体の強度や構造などを総合的に評価して二人乗りの可否が判定・登録されるので、然るべき改造を行って規定をクリアすれば二人乗り可にできるかもしれない、というコトらしい。